50代でヨガインストラクター養成講座をうけて

こんにちは。roco.yogaです。

スクール時代のお話をします。何かに迷っている方の少しの参考になればとも思います。
40代半ば、健康のためスポーツクラブへ行くもヨガ以外ほとんど、していませんでした。養成講座を受けてみたいな、と思いパンフレットをもらいにいきましたが、当時は3人の子どもの教育費、住宅ローンで、自分にかける余裕などなかったし、仕事に追われ、辞めることもできない状況で、そのままになっていました。


やっと決断
52歳、体調を崩した時、もうやるしかない!
崩してからわかった、それまでに自分自身のことがわからなかったんです。
当時、近隣には2箇所のスクールがありました。お金と時間がかかるので、両方に説明を聞き、見学をさせてもらい、年齢的に厳しくなさそうな方へと、、気持ちが傾きました。決め手は、同じくらいの年齢の方が、一足早く、講座をを受講していたことでした。ご自身の整体院のためのスキルアップに受講したようでした。
挫折が一番、嫌ですし時間とお金を無駄にしたくないので、続けられそうな方に決めました。

座学と実技 終われば楽しい時間
テキストをもらい、座学が始まります。タイミングで、人数が多い時と少ない時あるようで、私と一緒に勉強することになったのは、30代の女性。そして、少し遅れてもうお一人。少人数で良かったと思いました。そして、今でもお付き合いしてもらってます。
カタカナの羅列に唖然
まず、50代の私には、カタカナを覚えるのがかなり、きつかった。ポーズの名前も、チャクラの名前も長ーいカタカナ。ヨガの言葉はサンスクリット語。私は、割と記憶力がある方ですが、覚えやすいように何かに例えたり、毎日、音楽に合わせて口ずさんだり、なんとか覚えてテストに臨みました。
学生の頃は記憶力にたより、ほぼ一夜漬けで乗り切ってきたけれど、それでは、すぐに忘れてしまいます。30代の時、薬の資格、薬種商という資格を家業のために勉強しましが、これよりマシ。生薬の漢字の名前、化学のカタカナ、あの時は顔面神経痛になりかけました。
筋肉や骨、関節、色々覚えることはありましが、実践していけば自然と覚えていくので心配ありません。
太陽礼拝
運動は苦手だった私。体を使う実技では、太陽礼拝、特にチャトランガダンダアーサナに苦戦。テストの前、まだよく体の使い方をわかってなくて練習したせいか、初めてぎっくり腰で、動けなくなり、ほふく前進で数日過ごしましたね。こちらも、まあ、私ができたのだから問題ありません。

夫が生死をさまよう 絶望感】
学生の時のように自分の娘のような子達と楽しく学び順調に行っていた矢先、夫が倒れ入院。人生最大につらい時期でした。自分も夫も、、なんで自分だけこんな事になるのか、と悲観するばかり。緊急手術、朝始まった手術は夜遅くまで、祈るしかなく、辛い長い時間でしたが、奇跡的に無事復帰することができました。
あきらめていた、スクールを再開でき、半年程遅れて、最終テストを受けに東京の本校へ。ポーズをした時に感じたことをイントラクションしようと決めて向かいました。辛口評価を覚悟していましたが、なんと、とても褒められ合格。銀座の夜景がキラキラ輝いて見えたことを今も鮮明に覚えています。
スクールを卒業しても必ずヨガ講師なるとは限りません。なったとしてもやめてしまう人もいます。一緒に学んだ彼女もなりませんでした。けれど、私と知り合ったことがきっかけで、今とても幸せな人生を送っています。

つなぐ 感謝の気持ち
夫の入院中、弟からのメッセージに緊張した心が一瞬ほどけました「苦しい後には明るい門が見える」
そして、3人の子どもにささえられました。オペをしてくださった先生、看護師さん、感謝しきれません。
ヨガは「つなぐ」という意味があります。スクールに入ったこと、インストラクターになったことでたくさんの人達と知り合うことができたのは、かけがえのない財産。あの時、決めなかったら今の私は無い。ひとつ、後悔するなら、もっと早く決めていればよかった。

最後までご覧いただきありがとうございました。